適当に妄想とか垂れ流すので何でも許せる人向け。今の所革神語リマ版のツネイソまたはイソツネ語りメイン。キャラの特性上センシティブな話題(トランスジェンダー、身体障害)を含むことがありますが、差別的な意図はありません。ご了承ください。

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遊郭パロ・2
つぐし楼に赴いたキクツネは自分を三味線を弾く芸者として雇ってくれないかと頼むが、客の声が聞けない者をお座敷に上げられないと断られてしまう。
しかし、客受けする容貌だということで陰間として身売りをすることを持ちかけられた。
最初はその提案に抵抗を感じたが、仕事も見つからず行くあてのないキクツネはそれを承諾した。
それに少しでも三味線に近いところにいたい、そういう気持ちもあった。
かくして、キクツネはつぐし楼で陰間として働くことになった。

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【余談】
キクツネを見た奏吼太夫が「面白いじゃないか、入れておやりよ」と口添えしてくれたおかげで妓楼に入れたって展開にしようと思ったけど、それだとキク✕奏の話にしてしまいそうなのでやめといた。いや、でもやっぱありかな…(悩)

陰間として働くなら遊郭じゃなくて陰間茶屋じゃないって書きながら思ったけどファンタジーお江戸だからいいんです。
#妄想 #パロ #yu-kaku

遊郭パロ・1
江戸のとある町の一角にある三味線問屋に奉公に出ていたキクツネ。
そこで三味線に興味を持ち見様見真似で唄を唄ったところお店の主人に見初められ、仕事をしながら時間があるときは三味線の師匠のところに行くことになった。
それから数年、キクツネは一人前の三味線弾き手となり、その腕前は町内で評判となっており、聞きたがる人が後を絶たなかった。
しかし、お店の跡取り息子がそれに嫉妬し、ある日お遣いに出ていたキクツネにチンピラを差し向けた。
突然の襲撃にキクツネは為す術もなく暴力を振るわれ、その結果耳が聞こえなくなってしまった。
キクツネは耳が聞こえなくても頑張って働き続けた。
お店の主人もその努力を認め、彼をお店から追い出すことはしなかった。
しかしある時、ひょんなことから自分を襲ったチンピラがお店の跡取り息子の手の者だと知り、相手を殺さんばかりの勢いで殴りつけた。
キクツネは彼が犯人だと周りに主張したが、その証拠はなく、普段の彼の行いはとても良くそんなことをするようには見えなかったため、誰もキクツネの言うことを信じなかった。
これには流石の店の主人もキクツネを許すことはできず、とうとう彼を店から追い出してしまった。
この事が近所にも一気に知れ渡り、最初キクツネを哀れに思っていた人たちも面倒事は御免だと彼を避けるようになってしまった。

居場所をなくしたキクツネはそれまでいた町から出て他の町で新たに職を探したが、特殊な見た目で耳が聞こえない彼を雇ってくれるところはなかった。
幸いにも働いていたときの蓄えはあったので寝食には困らなかったが、それも長くはもたないことはわかっていた。
安宿をあちこち廻りながら居場所を求めていたある日、ある日三味線を持った芸者とすれ違った。
それまで生きることに必死だったが、久々に三味線を目にした瞬間、もう一度あの楽器を弾きたいという気持ちが湧き上がり、ふらふらと芸者の後を着いて行った。
そしてたどり着いた先は妓楼「つぐし楼」。
キクツネは覚悟を決めて遊郭の戸をくぐるのだった。

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【補足】
  • 故郷は小さな農村で家は貧しかった。母親は日本人だが、父親が渡来人の血をひいており、他の兄弟の中で一番強くその特徴が強く出ていたため、家族や近所から異質な目で見られていた。そのため、奉公に出るとなったときは家族も本人も安堵した。故郷に対しての思い入れはとうに消えてしまったので、耳が聞こえなくなり行く場所がなくなったときでも故郷に帰ろうとは全く思わなかった。
  • 江戸の町でも当然目立つ見た目(金髪、褐色肌)だったが、お店の主人が豪傑な人物でキクツネのことも快く受け入れ、実の子のように可愛がってくれた。手代や近所の人たちは最初は不気味がっていたが、主人のはからいで徐々に打ち解けていった。


>>163:で言った遊郭パロのざっくりとしたあらすじ。江戸知識も遊郭知識も何もなく感覚で思いついた設定なので、ほぼファンタジー。
#妄想 #パロ #yu-kaku

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